忍者ブログ

Afternoon Tea

養護教諭を目指すクラシック音楽をこよなく愛す妄想人間のブログ

2017/12    11« 1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30  31  »01
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


あるページで、ベートーヴェンの悲愴に対する解説を読みました

その内容の一部を簡単にまとめると、

悲愴は、人生における人間の深い悲しみを表現している。速い部分はその悲しみを忘れている時で、緩やかな部分は思い出している部分である

でした

え、そうなの?

と私は思いました
何故なら、それではソナタ全体の辻褄が合わないからです。確かに第一楽章は急緩が入り乱れて場面展開が鮮やかでそのように解釈できるだろうと思いますが、それでは第二楽章、第三楽章の展開が合わないのです

私も、ベートーヴェン個人の悲しみを表しているだけのものではないと思って演奏を研究しましたが、どうもこれは障害の受容モデルに似ているなぁと思ったんです。障害の受容モデルは後から勉強したものなので、後付け根拠みたいなのですが、ベートーヴェンが難聴になり、それでも作曲をしていたという話を聞く限り、単に悲しみだけを表している曲とは到底思えないんですよ。それに第三楽章のとてつもなく深く大きなパワー。あんな力強くも流れるような綺麗な旋律が、悲しみを忘れている部分というのは受け入れがたいですね

という演奏者としての感想でした
批判はしますけど、別にそれならそうで良いですし、私は私の解釈で演奏しますから良いんですけどね。その前に趣味だし(笑)

というわけで私の解釈

まずは悲しみの衝撃を受けます。ただ、衝撃を受けてそのまま悲しんでいるかと言えばそうではありませんよね。悲しいことが起こったその瞬間に悲しくて泣く人って少ないと思うのは私だけでしょうか。つまり、悲しみのあまり、それを受け入れることができない、悲しみを受け入れるための準備期間というものが必要なのです。その過程には、衝撃を否定したくなる心理が働きます。忘れたい、否定したい。それ故に仕事に打ち込んだりということが起こってきます。しかし、ふとした瞬間に蘇ってきて気分がどんと落ち込み、またそれに蓋をしようとする。それを何度か繰り返すうちに、本当にどうしようもなくなってきて遂に悲しみに暮れる。その悲しみようというのは尋常ではく、もう立ち直れない、いっそ死んでしまいたいという、心の奥底から涙を流している、という状況になる。自分がかわいそうだとしか思えず、八方塞がりな自分の状況を嘆くしかない。ここで十分悲しみ、自分のことがかわいそうであることを認められれば、次第に道が開けてきて、悲しんでいても仕方がないと思えるようになる。深い悲しみが癒えることはないけれど、それを抱えても生きていくことへの覚悟ができる。覚悟をしたといってもそれは不安定で脆く、暫くは些細なことでまた悲しみ、混乱する。それでもそれを受け入れようともがく

ここで曲は終わる、というのが私のシナリオです

暫く第三楽章の意味が分からなかったのは、きっと私が自分自身を受け入れていく準備ができていなかったからなのかなと思いました。衝撃を受けて悲しみに暮れ、どうしようもなくなっていた、というのは私の状況が第二楽章だったから、その先の第三楽章は理解ができなくて当たり前ですよね

まぁこんな感じで悲愴は解釈してます
題名に誤魔化されて悲しみの音楽と思われがちですが、どちらかと言えば深い悲しみを癒す過程の音楽ではないかと思うんです。第三楽章の最後、静かになる部分は、全力疾走して、途中で息継ぎをしているところ、最後の三連符は「よし、次!」みたいな感じ…
意味不明になってきた(笑)

まぁ、悲愴という日本語訳が意味として原文と合致しているかと言えばそうではないので、ドイツ語を勉強したらまた解釈が変わるかもしれません


PR
お名前
タイトル
メール(非公開)
URL
文字色
絵文字 Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
コメント
パスワード   コメント編集に必要です
管理人のみ閲覧

つぶやき

私は人生のほとんどを音楽とともに生きてきたので、やっぱり音楽をやっている人は老若男女問わず応援したくなります
でも、やっぱり真に音楽をやっている人に限りますけどね。日本のプロのように仕事としてこなされてるのはちょっと違うかなと。そこが海外の演奏家との違いなのかもしれませんね
実力は伴わないのに、目と耳ばかり肥えてしまって、困ったもんです

Profile

HN:
音羽 響
性別:
女性
自己紹介:
これまでの人生の4/5を音楽とともに歩んできた、音楽をこよなく愛する養護教諭を目指す大学生
美しいものと美味しいものが大好きで常にそれらを探し回っています
趣味はピアノ、フルート、小説書き

New Entry

New Comment

[03/03 横川美穂子]
[03/01 横川美穂子]
[03/01 横川美穂子]
[08/26 Yusuke]
[03/26 すとん]

ブログ内検索

<< Back  | HOME Next >>
Copyright ©  -- Afternoon Tea --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Material by もずねこ / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]